Hello Lovelies!
今回は、イギリス生活での「凍えないための秘策」、別名「暖かさへの冒険」についてお話しします。イギリスの家での寒さ対策、まるでサバイバルゲームのようですね!
まず、イギリスやヨーロッパのお家には、「セントラルヒーティング」という、1つの熱源で家全体を温めるシステムがあります。これは、まるで家全体をギュッと抱きしめてくれる暖かいおばあちゃんのようなシステム。でも、このおばあちゃん、時々気まぐれなんです。
↑セントラルヒーティング。温度調整もできます。
セントラルヒーティングのメリットは、各部屋にあるので、家中を温めてくれること。キッチンもバスルームも、まるでハワイにいるかのような暖かさ!…と言いたいところですが、現実はちょっと違います。
私が3回の冬を経験して分かった現実は…
- ガス代が高すぎて、財布が「助けて〜!」と悲鳴をあげる
- 大家さんとの同居の場合、暖房のスイッチは大家さんの気分次第。まるで運試しのようです
- フラットメイトと光熱費を折半する場合、暖房をつけるとまるで犯罪者扱い
- 集合住宅の場合、管理人さんが全体スイッチを入れるまでは、ただのオブジェと化す
つまり、本音を言えば「つけないに越したことはない」のです。そもそもイギリスの家賃はただでさえ高いのに、光熱費込みじゃない場合はセントラルヒーティングが財布にパンチを繰り出します。KO寸前です!
さて、わたくし、寒さへの体制は…ゼロ。私にとってのイギリスの冬は9月から6月までの10か月。そう、ほぼ1年中冬なのです。なんなら7,8月でさえ夜は長袖長ズボンがデフォルト。他の人と寒さの感覚が少し違うので、基本部屋の中では寒さを我慢する生活を送っていました。
そんな私が編み出した、財布に優しい室内寒さ対策をご紹介します。震えている皆さん、これを読めば震えが喜びの踊りに変わるかも!…まあ、多分。
①カーテンを断熱のものに変える
②窓の隙間をテープで塞ぐ
③敷布団の上にもう一枚ブランケットを重ねる
④湯たんぽを買う
⑤お湯を飲む
⑥着る毛布を活用する
⑦電気毛布を買う
⑧キャンドルを複数個買う
もしかしたら「えっ、そんなの常識じゃない?」と思う項目もあるかもしれません。でも、南の島出身の私にとっては、これらの対策を試したときはまさに「目から鱗」moment でした!まるで寒さとの戦いに勝利した戦士のような気分です!
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
①カーテンを断熱のものに変える
入居したら、まずカーテンをチェック!これは単なるファッションアイテムではありません。寒さを防ぐ盾なのです。カーテンの素材や厚さを確認しましょう!
部屋の中で一番寒いのは外気に触れている窓ですよね。カーテンは目隠しだけではなく窓から伝わる外気が室内に伝わるのを防ぐ、または室内の暖かい空気を外に逃さない役割があります。普通のカーテンは寒さに対して「お通りください〜」と言っているようなもの。でも断熱カーテンは「寒さよ、キミの入る隙間なんてないよ!」と断固拒否してくれます。
断熱カーテンのメリットは:
- 防音効果もあるので、うるさい隣人の声も軽減!(残念ながら心の声まではブロックできません)
- 外の寒さを部屋に入れない
- 夏の暑さも防ぐ(そう、イギリスにも稀に夏があるのです!)
つまり、断熱カーテンは一年中あなたの味方。寒い冬も暑い夏も、あなたの快適空間を守ってくれる忠実な騎士なのです。ちなみに、断熱カーテンの中には遮光するタイプもあるので、好みに合わせて選ぶといいですね。私は太陽の光とともに起床したかったので、できるだけ遮光しないタイプを購入しました。
↑実際に私が購入したカーテン。丈選びミスっています(笑)。
購入した場所
Dunelm
カーテンを変えてから、外出から帰ってきたときの部屋のひんやり感が変わりました。
②窓の隙間をテープで塞ぐ
就寝時に気づいたのですが、窓から忍び込む隙間風。まるで寒さのニンジャですね。この冷気忍者が部屋の温度を下げる主犯だったりします。そこで私は、思い切って窓の隙間を「テープの結界」で封印しました!
デメリットは、窓を開けられなくなること。空気の入れ替えができなくなるので、部屋が少し「こもり部屋」化するかも。私の部屋には幸い窓が3つあったので、2つを封印し、1つは脱出用…じゃなかった、換気用に残しました。
テープは適当にPoundland(イギリスの100均)で購入。
Poundland
③敷布団の上にもう一枚ブランケットを重ねる
ベッドメイキングの常識を覆す革命的アイデアです!普通は「敷布団、自分、掛布団」の順番ですが、私は「敷布団、ブランケット、自分、掛布団」の4層構造を発明しました。
「空気の層が多いほど暖かい」と聞いたことはありますか?レイヤーを重ねて服を着たりダウンジャケットが温かいのは、自分の体と外気の間に空気の層ができるから暖かく感じるのです。
これを、ベッドにあてはめました。しかし、たくさん空気の層を作りたいからと言って上に上に重ねると、まるでパンケーキの具になったような圧迫感。重くて寝つきが悪くなったり毛布の手入れが大変だったりします。(できれば物を増やしたくないし…引っ越しが大変になる)
そこで考え出したのが、下にブランケットを敷く作戦。
おすすめは肌触りの良いフランネル素材。これで敷布団が「ただの布」から「ふわふわの雲」にアップグレード!暖かさと快適さを一度に手に入れる、まさに一石二鳥…いや、温石二鳥?
まとめ
イギリスの寒さ対策、想像以上に奥が深いですね!今回ご紹介した方法は、セントラルヒーティングに頼らずに暖かく過ごすための知恵の一部です。
- セントラルヒーティングは便利だけど、使い方次第では家計の大敵に
- カーテンと窓の隙間対策で、外からの冷気をシャットアウト
- ベッドメイキングを工夫して、睡眠時の暖かさを確保
これらの方法を駆使すれば、イギリスの寒さともうまく付き合えるはず。でも、まだまだ紹介したい対策があります!
後編では、さらに実践的で創意工夫に富んだ方法をご紹介します。湯たんぽの魅力や、飲み物で内側から温まるコツ、そして意外な暖かさの源など、楽しみにしていてくださいね。
イギリスの冬を乗り越えるのは大変かもしれませんが、工夫次第で快適に過ごせます。一緒に寒さと戦いながら、イギリス生活を楽しみましょう!次回をお楽しみに!
Read more: イギリスの家で凍えない秘策!寒さ対策の知恵袋~前編~
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